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New Taproom

New Taproom

いままでとこれから。

2025年7月にリニューアルオープンしたタップルーム。今までは調理スペースも兼ねたカウンター4席とテーブル4席に、ちょっとしたスタンディング席ととてもちいさなスペースで営業していたわたしたち。
それはそれでとても気に入っていて、なによりお客さんとカウンター越しに話すのが楽しい空間だったから。
ですがだんだんと手狭になり、多くのお客様を迎え入れることが難しいな、という時に今まで客席としてつかっていたガレージエリアをフルリノベーションすることに。

 

いい意味で粗野な雰囲気のガレージエリア


もともとは、農業小屋で、備品などが置かれていた場所。
テーブルは元々使われていたパレットをテーブルに作り替えたもの。
無骨な感じがよいでしょ?

それなりにスペースもあって、大きなグループ向けだったり、雨が振ってしまった時には
半屋内で楽しめるスペースに。
もちろん、一番はじめからここを客席にする予定ではあったのですが予算の関係や、開店1年後にコロナ禍になったこともあり、いずれどこかのタイミングで〜という感じでのびのびになっていたのです。

今までのタップルームの雰囲気とは別の空間に

本腰を上げてフルリノベをするにあたり、新しいタップルームは今までのカウンターがある空間とは異なる雰囲気にしたいなと思っていました。

こちらはオープン当初のタップルーム。薪窯のすすで、いまや壁はうっすらグレーに。
写真の通りモルタルと古材を使用したインダストリアルな雰囲気なカウンター。
そのため、新しい空間ではあたたかで柔らかな雰囲気があり、ファミリーにも訪れやすい、
そして何より皆さんが窓の外に広がる壮大な自然の景色を存分に楽しめる空間を目的にプランを進めていきました。

みなさんが毎回喜ぶ、タップルームからの景色。
目の前には経ヶ岳、そしてなだらかに広がる広大な畑。

これを臨みながら飲んだり食べたり、楽しんでもらいたいと思ったのが一番の目的です。
〈In a daze〉にも込められた〈ぼーっとする〉時間をみなさんに過ごしていただけたら。
そうすることで、〈Brew a better life〉にも繋がっていくと思っています。
なによりここで働く私たちが、この景色を毎日のように楽しんでいるのです。

イナデイズらしさが混ざり込んだ、新しい空間に。

景色を楽しみつつ、イナデイズらしさを表現するためにはどんな空間がよいかな?
と考えた時に、前々から相談をしていた下諏訪を拠点に活動する〈ひるま木工舎〉のひるまさん。
プロならではのアドバイスをいろいろいただきながら、現在のレイアウトにきまりました。
また施工は地域の工務店さんである〈唐沢木材工業〉さんへ。
ひとつひとつ相談をしながら一緒にこの空間を作り上げてくれました。

木材は唐沢木材さんが扱っている地域材を基本的に使ってもらっています。
木の温かみも感じる、いままでのタップルームとは色合いも雰囲気も異なる落ち着く空間となりました。


麦芽が混じった壁。

木部の塗装や壁の漆喰は全て自分たちで仕上げています。
なかでもお気に入りが〈麦芽かすを混ぜた漆喰壁〉。
昔の土壁のような、優しい色合いに麦芽の粒が凹凸となって、空間の表情を変えてくれます。
仕上げにはタップルームのスタッフみんなにも手を借りて、産後3週間の状況でなんとか間に合わせた感じです(笑
予約がすでに入っていたので、気合いでがんばりました。みなさんお手伝いありがとうございました!


と、なんだか最後は苦労話みたいになってしまいましたが、新しくなったタップルームはとても居心地の良い、ゆったりとできる空間となっています。
醸造所併設ではありますが、ファミリーフレンドリーでやっておりますのでぜひご家族でも、お友達、もちろんお一人でゆっくりでも。

目の前に広がる〈In a daze〉な景色が、いつもみなさんをお待ちしています。