国際女性デーに考える、からだとキャリアのこと。
たいあいくらぶ3回目を終えて。 やらなければいけない仕事を隅に置いて、今パソコンをタイプしている私がいる。それは国際女性デーでもある今日、参加したイベント〈たにあいくらぶ:からだとキャリア〉からの熱量をそのまま、キーに向けているからだと思う。 第0回目に参加した時よりも、より輪郭がはっきりとした3回目の今回は、この伊那市内に昨年独立開業された産婦人科医の鷲見先生の人生の一編を見させてもらったように思う。 お医者さんという肩書きでお話される、体のことについては明確でオブラートに包むことのない事実や現状を穏やかに説明されていた一方で、キャリアと結婚、そして子どもを設けるという決断、出産、その後に続く子育てについて、こちらも赤裸々に、その時の感情を回想しながら紡ぎ出すように丁寧にお話される姿に心が打たれた。(年齢のせいもあるが、涙もろくなっているこのごろ)〈女性の〇〇〉として語られる、〈女性〉ってなんだろう。いつも同時に考えるのは、〈男性〉に置き換えた場合はどうなんだろう、と。男性だったら、キャリアと結婚、子どもを設けるという決断はどんな感じなのか?出産後の子育てにおいても、男性はキャリアと子育ての比率についてどう考えるのか? 聞き手からの質問に、〈自分がどうしたいかが、一番大事〉と先生が答えられていたその意味にどれだけの女性が共感し、耳を傾けることができるのだろうか。そんなことをぼんやりと考えながら、お店の営業に戻ったのであった。 女性としての自分、を基礎として自分自身を認識するか。自分を基礎として、女性でもある自分自身を認識するか。 なんだか小さな違いのように思えるし、言葉遊びのようにも見えるけれど、 とっても大きな違いなのかもしれないと思った。 私自身、先生と同じ女性として出産後の仕事や子育てに悩む日々だ。女性という性(ホルモン等)に翻弄される日もあるけれど、そこは医療を活かして、上手く付き合っていけばいいと先生に教えてもらえたし、翻弄されすぎて本来の〈自分〉を見失わないようにしたいと強く感じた今日であった。 そして家庭を持つ一人の人間として、性の違いをスタート地点としてそれぞれの性格や家庭内での役割などを考えがちな自分を戒め、〈自分〉を見失わず、そしてパートナーに対しても〈男性である〉というフィルターを通さず、(もちろん子供たちも含め)相手自身を尊重し、ワンチームとして自分たちの掲げる〈より良い暮らし〉を実現していきたいと思うのであった。 最後に、In a daze Brewingとしてコミュニティとの関わりは、私たちの掲げる〈より良い暮らし〉とも密につながっている。「女性の活躍を応援する」というありきたりな今までの考えを改め、私たちにとってどのような形で応援できるのかを、より具体的に考える良い機会であった。もちろんこのイベントが続く限り、小さいながらにもサポートを続けていきたいと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーたにあいくらぶ 谷あいに生きる、多様な「あなた」に会いに人それぞれ個性があって価値観も異なるけれど、異なったままでも同じ場を共有できる「よりあい」みたいな場所をつくりたいと企画された活動。主催|伊那市地域創造課企画・運営|たにあいくらぶ実行委員会